今年も残すところあと数日!
2025年はどんな1年だったろう?と振り返ってみる。
ホロスコープで誰かしらの月星座を読み解き、
新月と満月について毎月、発信した。
月相について OMOMUKI で紹介したこともあったなぁ。
占星術家の方々と月の欠損理論や月光反射法など、
月にまつわる深い話をすることもしばしばあった。
星読みの活動をしている以上、自然な流れではあるけれど
今年はとりわけ「月」について考える時間が増えた1年だった。
人類を刺激する 3I/ATLAS
この夏には、第3の恒星間天体 3I/ATLAS が登場した。
月の運行に、太陽フレアの活発化、そして太陽系外から飛来した
謎の天体の動きが加わり、天文的にも賑やかな年だった。
(そしてこの流れはまだ続くね)
恒星間天体とは、太陽系の外から現れる彗星「のような」天体を指す。
人類が初めて観測したのはオウムアムア(1I/ʻOumuamua|2017)、
次がボリソフ(2I/Borisov|2019)、そして今回の3I/ATLAS(2025)だ。
(I=Interstellar/インターステラ=恒星間のこと)
3I/ATLASには、太陽方向へのジェットや非重力加速など、
通常の彗星には見られない特徴が報告され
「自然天体か、それ以上の何か(宇宙船?宇宙存在?)か」をめぐって議論が続いている。
この冬、太陽に最接近した際には滅亡論まで飛び出したけれど
実際には何事もなく、すーっと静かに通過していった。
2026年3月、3I/ATLASは木星へ接近し、その後、太陽系を離れて二度と戻らない。
どこから来て、何者なのか?
科学的には自然天体と説明されながらも、
その説明しきれなさが、私たち人類の想像力を刺激する。
まだ謎だらけの月と、月読命神話
夜空を見上げれば、最も身近な天体である月にも、同じような謎がある。
地球の約4分の1という不釣り合いな大きさ。
そして、いまだ完全には解明されていない誕生のプロセス。
有力とされるジャイアント・インパクト説も「同位体組成が地球と似すぎている」という
矛盾を抱え、近年は複数衝突説やシネスティア仮説など、
より複雑な説が検討されているそうだ。
つまり月は「分かったこと」よりも「分かりきらなさ」を内包した存在なのだ。
この曖昧さは、日本神話における月読命(ツクヨミノミコト)の扱いと重なって見える。
天照大神(アマテラスオオミカミ)、須佐之男命(スサノオノミコト)と
並ぶ三貴神でありながら、月読命について語られる物語は驚くほど少ない。
月読を歓待しようと
口、お尻から食べ物(お米、お肉など)を出した保食神(ウケモチノカミ)に
驚愕し、殺してしまった月読。
その出来事に怒った天照が「もうあんたとは一緒にはいられない!」と
昼と夜を分けたという神話は、何か象徴的な感じがする。
月読とは、月そのものではなく、月の変化を読む知性を意味するとも言われる。
月は夜空に浮かび、暦を司り、満ち欠けというリズムを刻み続ける。
占星術において月は、心や感情、無意識の領域などを象徴する。
それらは常に揺れ動き、測定しきれず、理屈だけでは扱えない。
だからこそ月は、太陽のように「意志を示す」天体ではなく、
「今どう感じているか」を映し出す鏡として働くのだと思う。
科学が月を完全に説明できないように、私たち自身の内面もまた、
完全には言語化できない。
理由もなく不安になる夜。
ふと昔の記憶がよみがえる瞬間。
説明できない寂しさや、言葉にならない安堵。
月はそれらを、良いも悪いもなく、ただ照らす。
増幅させ、浮かび上がらせる。
ふだん、忙しくて月を見るゆとりがないなという人も
年末年始は空を見上げて、月を探してみてほしい。
2026年1月3日 お正月三が日という寿ぎの夜に満月を迎えます。
月光が、あなたの感情をそのまま照らすかもしれません。
良いお年を!
text/ OMOMUKI magazine; CIMACUMA SAORI



コメント