ヒプノセラピーで自分の過去生を思い出してみた話

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私がヒプノセラピーを体験したのは、もう10年ほど前のこと。

まだスピリチュアルなことに興味を持ちはじめた頃だったので、緊張しつつも興味津々でセッションに伺ったことを覚えている。

ヒプノセラピーとは、セラピストの誘導によって催眠状態へ導かれ、潜在意識に眠る記憶から悩みの根本原因を探ったり、心理状態を改善するための催眠療法のひとつだ。

私は自分の過去生を知りたくて、ヒプノセラピーを受けてみた。

セッションルームではお茶をいただきながらヒプノセラピーの手順の説明を受け、座り心地の良いリクライニングチェアを倒して目を瞑った。

ゆっくりとした呼吸をしつつ、心地良く穏やかな声を聴きながら、半分眠っているようなまどろみの意識状態へ入っていった。

かなり古い時代、古代ギリシャとかローマ時代とか。

私はウラヌスという名前の男性だった。

母と弟と3人で暮らしていた(なぜ父親がいないかは不明)。

頑丈な肉体に恵まれていたウラヌスと違って、病気がちだった弟。

母親は病弱な弟に愛情を注いでいた。

ある日、川で弟と遊んでいたウラヌスはちょっと目を離したすきに弟の姿を見失い、そのまま弟は帰らぬ人となってしまった。

母親は嘆き悲しみ、ウラヌスを責め、彼も自分を責めた。

絶望と無力感と罪悪感と、そして母親にますます嫌われてしまった悲しみで彼は深く傷ついた。

数年後青年に成長したウラヌスは、同じ村に好きな女性ができた。

勇気を振り絞ってアプローチしたがフラれ、自暴自棄になった彼はその女性に暴力を振るった。

力の強かったウラヌスは倒れた女性を見て恐ろしくなり、生死の確認をしないまま逃げた。

彼は森の奥深くに逃げ込み、そこから戻ってくることはなかった。

大自然のなかで心穏やかに暮らすウラヌスは、人間の世界にいた頃よりも幸福だった。

動物たちと植物たちがウラヌスの家族で、彼を傷つけるものはいなかった。

彼は森で生涯を終えた。

セッションが終わって、ちょっと呆然としてしまった私。

『森の人? ターザン? なかなかの人生じゃね(笑)?』

銀ちゃんこと山王銀之助さんの経験のように、森のなかには全自動の法則があるようなので、自然と調和しながら生きていけてたし、動植物とコミュニケーションも取れていたので孤独ではなかったし。

子孫繁栄さえ望まなければ、ある意味楽園とも言える。

象徴的なストーリーなのでいろいろな読み解きができ、ふとした時に思い出していた。

今年はじめてこの過去生のことを知人に話してみたところ、「それ、東出昌大やん!」と。

そうえいば俳優の東出昌大は不倫騒動で姿を消してから、山で自給自足生活を送っているらしい。

古今東西、男はダメージを受けると森に引きこもる、というパターンがあるのだろう。

何ともリアクションに困る私の過去生を笑いで返してくれた関西人さまに、素朴な北海道民の私は感心したのだった。

text: OMOMUKI magazine / CHAKA MAYO

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