車を買い替えました。
乗りたい車はロシアのUAZ(ワズ)やチェコのシュコダなど癖の強い外車でしたがそもそも予算オーバー。日本車だと、セドリックとかマークII、サニーなど昔のセダンタイプが魅力的ですがこれまた予算オーバー。何よりクラシックカーは常にどこかしら不具合が起こる事が前提。自分でこまめにメンテナンスしてお世話してあげないと!
というわけで現実的な消去法で白羽の矢が立ったのがダイハツの軽自動車 ・エッセでした。「ESSE」はラテン語 ESSENCE(本質という意味)から付いた2005年発売のスモールカー。発売当時、女性の普段使いの車としてのニーズが中心で2011年の生産終了までに21万台を販売しました。
このエッセ、シンプルな内外装から一部の愛好家の間でひそかに注目されています。『マニア好きする軽自動車』という特集でもたびたび登場。インターネットで検索していたらスチャダラパーのBOSEがエッセについて語る記事も発見しました。確かにスピードメーカーがぽこんと丸くついていたり、ボディが後ろから見るとフィアットのような台形だったり。フロントグリル、ヘッドランプとテールランプもシンプルで飽きのこないデザイン。さらに軽くて速いことから現在も走り屋さん達に人気で、カスタムされたエッセがサーキットで走行しているそうです。
4WDで2年車検付きで..と探し始めると、16万円というとてもフレンドリーなプライスで、2007年製造 走行キロ数 5万キロ台の黒エッセが見つかりました。エッセはパステルイエローやオレンジなどカラフルなボディカラーがウリでどうやら黒は人気がないモヨウ。フロントに赤い星を付ける予定だったので色は黒でむしろOK。そして奇跡のように、後ろの丸みを帯びた部分に、ドイツの蚤の市で見つけた DDR(Deutsche Demokratische Republik/東ドイツ)プレートがジャストフィット!ダイハツのエンブレムを外し ESSEシールも剥がしてプレートを付けたプチカスタム。一体これは何という車なのか??というユニークな仕上がりになりました。
当初、ノーマークだったエッセですが、このカスタムのおかげでこれまで乗った車の中でダントツの気に入りになりました。予算が少ない、自分でメンテナンスできないけれど面白みのある車に乗りたい人へ。エッセによらずフォルムやデザインで見てみると、案外まだまだ面白い車がありそうです。
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